かやウキの作成で時間、技術を要するのはかやの成型、カットですが、この工程を怠ると美しく仕上がりません。
かやをカットしたら切り込み予定箇所の下に割れを防ぐため養正テープを巻きます。足部に巻くテープは下から6cm前後で上部は上から3cm前後です。
かやを極小円テンプレートにあう大きさの円に差し込み、テンプレートの見印を利用して割り込み箇所をマーキングする。大きいかやは8等分、小さいものは6等分から4等分にしています。また、切り込みが長いと等分も減らします。
カッターナイフをかやの印に当てて少しずつ、切り込んでいきます。要領は手首を上下に動かして少しずつカッターナイフを割り入れていきます。
切り込みを終えたら、切り込み間の中央部に印を入れます。
中央部の目印を目安にして大まかにカッターナイフでカットしていきます。注意点はカットし過ぎないこと。
かやを削る際に使う道具は紙ヤスリの300番から400番で3cm角に切ってコーナーをカットする。爪ヤスリは貝印の爪ヤスリが薄く安いので良いかと思います。
綿を残しつつ少しずつ目印を目安にして紙ヤスリや爪ヤスリでカット部の深くまでくさび状に削っていきます。私は肩部は曲線状にして足部は直線状に成型しています。 また、爪ヤスリはかやカット部深く入れ過ぎないこと。想定外のかやが傷が付きます。
テンプレートにかやを押し込んで合わせ部の隙間をチェックします。合わせ部が目立つ場合はかやの綿部や表面を紙やすりで削っていきます。この時、綿部は極力残すようにします。この作業は重要で、手を抜けば合わせ目が目立ちますし、接合箇所からの割れ、破損が起きやすくなると思っています。
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